Outlookメール容量超過によるメール送受信不可の解決方法。過去規約は変わっていた

Outlookメール容量超過によるメール送受信不可の解決方法。過去規約は変わっていた

無料のOutlookメール(Outlook.com)の容量は15GBです

この容量を超えると、メールの送受信が制限される可能性があります。

定期的に不要なメールを削除するなどして、容量を管理することが推奨されます。

ここまでテンプレのような答えのはずですが、15GBの容量オーバーを超えていなくても、メールが送受信出来ないことがあります。

それがMicrosoftストレージの容量オーバーです。

Outlookメール容量超過によるメール不可の構図

実は無料のOutlookメールは、Microsoftストレージの容量が5GBを超過すると使えなくなります。

2023年2月1日以降、Outlook.comのメールの添付ファイルがMicrosoftストレージにカウントされるようになりました。

そのため、Microsoftストレージがいっぱいになると、メールの送受信ができなくなります

構図として下記のようになります。

Microsoftストレージ=「Onedirve」と考えて問題ありません。

Microsoftストレージ(Onedirve)の無料枠(5GB)を超えた場合、Ontlookの無料枠(15GB)が空いていたとしてもOutlookメールの送受信が不可能になります。

メールをいくら削除したとしても意味がない

メールを本文を削除したとしても、Microsoftストレージの容量は削減されません。

大きな添付ファイルを削除したときのみ、Microsoftストレージの空きが改善されます。

Microsoftストレージ(OneDrive)の容量の開け方

1. 不要なファイルを削除する

  • 古いファイルの整理: 長期間使用していないファイルや重複したファイルを確認し、削除します。特に大きなサイズの動画や画像は容量を圧迫しやすいので、優先的に見直しましょう。
  • ゴミ箱を空にする: OneDriveのゴミ箱に移動したファイルは、完全に削除されるまで容量を占有します。ゴミ箱を定期的に空にすることで、ストレージを解放できます。
  • 写真自動バックアップ機能:Onedirveにはスマホの写真を自動バックアップする機能があります。気づかないうちにONにしてしまった場合、大量の写真がストレージを圧迫している可能性があります。
  • フォルダバックアップ機能:デスクトップ、ドキュメント、ピクチャを自動バックアップする機能。

2. 大容量ファイルの管理

  • 大きなファイルを確認: OneDriveのストレージメトリクスを利用して、どのファイルが最も容量を占めているかを確認します。必要に応じて、これらのファイルを削除または移動します。
  • ファイルの圧縮: ファイルをZIP形式などで圧縮してサイズを小さくすることで、ストレージの節約が可能です。

3. クラウドストレージの分散

外部ストレージの利用: 外付けハードディスクやUSBメモリにファイルを移動し、クラウド上の容量を節約します。

他のクラウドサービスを活用: Google DriveやDropboxなど、他の無料クラウドストレージサービスにファイルを移動することで、OneDriveの空き容量を増やせます。

何故このような仕様に。実は2023年に規約変更がされている

規約変更前は、Outlookメールの添付ファイルは、Outlookメールボックスストレージとして保存されていました。

しかし、2023年2月1日から、Microsoft 365のアプリやサービスで利用されるクラウドストレージには、Outlook.comの添付ファイルデータとOneDriveのデータが含まれるようになりました。

この変更により、OneDriveで利用可能なストレージ容量がメール添付ファイル分、使用可能領域が減少しています。

OnedirveとOotlook添付ファイル容量共有は、Microsoftの罠

OneDriveには、フォルダーバックアップ機能があります。

OneDriveのフォルダーバックアップは、PCやMacの重要なフォルダーを自動的にクラウドにバックアップする機能です。

フォルダーバックアップの概要

  • デスクトップ、ドキュメント、ピクチャなどの重要なフォルダーを自動的にOneDriveに同期します
  • バックアップされたファイルはクラウドに保存され、どのデバイスからでもアクセス可能になります

複数のPCを持っているなら、どのPCでも同じようにアクセス出来るメリットがあります、が。

Microsoftストレージ無料枠容量5GBで、この機能をONにするとあっという間に容量オーバーです。

容量オーバーになれば、Outlookメールは自動的に送受信不可になります。

本来メール受信できるはずのユーザーは、この状況は大慌てのはずです。

対処できないユーザーに対して、課金プランに誘導したいものと思われます。

  1. Microsoft 365 Personal
  • 価格:
    • 年間払い: 14,900円
    • 月額払い: 1,490円

先日も勝手にフォルダーバックアップ機能を有効にされる珍事もありましたので、かなり悪質です。

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